2026年8月29日
雨のあとに残る道
雨がやんだあと、地図にはない細い道だけが妙にはっきり残っていました。
雨がやんだあと、町の端にある細い道だけが妙にはっきり見えました。
アスファルトの色がそこだけ濃く、両側の草は水を含んで重たそうに倒れています。誰かが通った跡のようにも見えるし、誰も通らなかったから残った線のようにも見えました。
名前のない曲がり角
曲がり角には古い石がひとつありました。道標ではないのに、そこに立っているだけで、ここから先は別の話です、と言っているようでした。
帰ってから地図を見ても、その道には名前がありませんでした。
だから、とりあえずここに書いておきます。